読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ナオミとカナコ

ドラマ・映画

一冊読むと、また次になにかしら読みたくなるんだな~。というわけで長らく本には手が伸びてない生活でしたが、ナオミとカナコを読んでからちょっと読書熱が再燃中。いやーなんつったってナオミとカナコが面白い。こんなに連ドラ楽しみになったの久しぶりってくらい良い。広末が可愛いんだ、本当…。(結局そんな感想である)

内田有紀広末涼子っていう人選がいいよね。DV夫が佐藤隆太っていうのもなんかいい。なんだかんだ楽しみにしていたものの結局見ずに終わる・・・というのが毎度のパターンだったし、このドラマもそうなると思っていたんですがところがどっこい、偶然始まった時にテレビがそのチャンネルになっていたという。もうそろそろ寝ようかなって頃でしたが「あ、これ見たいと思ってたやつだ」と思ってなんだかんだ見始めたらあっという間に一時間が経ってしまったというオチでした。その一時間の間にわたしは広末涼子を好きになり佐藤隆太が恐くなりパーマンが見たくなり、結果Amazonでナオミとカナコの原作本を注文していた。

ナオミとカナコ

ナオミとカナコ

 

これ原作なんなんだろうなー、と思って検索したら奥田英朗だったからつい…。元々イン・ザ・プールとか我が家のヒミツとか、人に勧められてたことも多くていつか読まなくては…と思ってる作家だったので、いい機会でした。

というわけでまだ二話も放送されないうちから一気読み。一瞬でした。もうとりあえず手が止まる隙がなかった。ナオミの章とカナコの章に分かれていて、ナオミの章は実行までの話、カナコの章は実行後の話となってるのが面白い。ふと頭に浮かんだコロスという選択肢が、いつの間にかナオミを支配していく感じとか、ある意味すごくリアリティがあったなって。まああんまりそういう状況に置かれたことがないので、リアルもクソもないんだけど。なんしかこのふたりの立てたクリアランスプランがとにかく杜撰。穴だらけもいいところで、読みながら多分これアカン!アカンぞ!言うてたらカナコの章でじわじわ追い詰められていく感じが書かれていてそうかこれがリアリティ!と思いました。まあOLと主婦が完璧なクリアランスしちゃっても引くよね。

結局旦那の妹*1がすごい執念で追いかけまわしてくるんだけど、からがら逃げ切ったかな、というラスト。妹との最後の追いかけっこ(というと異様に軽くなるな)は読みながら一緒に息止まったわ。すごい緊迫感。これが映像で見られると思うと期待感しかないな。一話しかサンプルがないけど、一話の段階では結構原作に忠実そうな印象を受けたのでこれからも期待です。いやーしかしこの執念深い追い詰め役を吉田羊がやると思うとわたしすでにちびりそう。恐過ぎ。とにかくラストシーンはじんときたね。海外に行ったところでこの先どうなるか分からないけど願わくば捕まらずに若干グレーゾーンであろうとふたりで仲良く楽しく暮らしてほしい。・・・というのがこの小説のこわいとこよね、言うても殺人という罪を犯したのはナオミとカナコなんですけど、なぜか追いかけまわしてくる妹が疎ましくてしょうがないという。感情移入の先が完璧にナオミとカナコの方にいってしまってるからなんだろう。帯に書かれていた「ナオミとカナコの祈りにも似た決断に、やがて読者も二人の<共犯者>になる。」という文言に狂いなしでした。

とりあえず妹までクリアランスしなくて良かった。それしちゃうともう終わりなき旅路になっちゃって白夜行みたいになっちゃうよ(?)。あ、あとこの本通してわたしが一番好きなところはナオミとカナコが一度も仲間割れしないところですね。お互いへの絶対的な信頼感と安心感、これが一番好きでしたね。まあ犯罪者なんだけどね。

fod.fujitv.co.jp

次の話が放送される直前まで公式で無料見逃し配信があるのでお暇な方は是非に。

*1:ドラマでは姉になってた。吉田羊