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「カンパイソング」から取り出す哀愁

アイドル Yes Happy! 諸々感想文

皆が思っている以上にわたしはお酒が好きじゃない。ハァイ、つるのよ。元気にやってる?ここ最近ブログの調子がとっても良いわ。指が踊るようよ。そんなわたし最近あんまり飲んでません。現場の日くらいかしら?案外家では飲まないのよ、案外ね。まあ常に冷えてることは冷えてるわ、でも飲まないの。どうしてかしらね……家で飲んでもろくなことになんないのよ、分かるでしょう?

……そろそろこのキャラやめていい?つるのです!イエーイハッピー!そもそもうちで日常的に飲酒をするのは母とわたしくらいなもので、まあ母がとにかくお酒が好きだったので毎晩飲んでたんですが、一回目入院して帰って来てからは一滴も飲んでなくて。母が飲まないと家では飲まないんですよわたし。オカンが飲んでても飲んでない日あったし。その程度なんですよ実は。本当どうしてこんなに飲酒キャラがついちゃったのかよく分からない。確かにたまにやらかすけど!現場が続くとよく飲むけど!まあ端的に言うと最近は飲みに行くお金さえないって感じかしらね。ハァイ、ハッピー。

そんな今日はYes Happy!さんの「カンパイソング」について書こうと思い立ったわけであります。「ダーリン」に続くミュージックカード第二弾。ちなみに第三弾の「理想的なラブソング」は3月14日タワレコNU茶屋町のイベントで発売開始らしいので是非。


これまったMVが可愛いんですよね~~!イエハピさやかちゃん演じるダメリーマンの哀愁がなんつっても格別、しょぼくれ加減が最高に良い(褒めています)。さやかちゃんの妙に悲しげな顔がスーツと妙なマッチング、そしてイケリーマンこころ氏のまるで邪気のない笑顔がそれを際立たせる。手の込んだMVだな~と思います、なんといっても本当にこれMVがいいですよね、なんか数行前に同じようなこと書いた気がするけど。

みんなが嬉しいときや悲しいとき、お酒を飲みながら聴くテーマソングになって欲しいな!
そしてわたしたちを近くに感じて欲しい!そんなハッピーな曲にです!

 今回の作詞はイエハピスタッフのラブリーさん。第一弾はさやかちゃん作詞、第二弾はラブリーさん作詞、第三弾はここちゃん作詞っていうところがなんかチームイエハピのクリエイティブなとこですよね。すごいな~って思います。そんなこんなで、イエハピさん曰く「ハッピーな曲」なこのカンパイソング。初めて聴いた時からそうだったのですがわたしはこの曲からあまりハッピーを取り出せませんでした。

曲調はディスコ調で上手く言えないけど、ハロヲタ好きそう、みたいな感じだし、サビなんか飲んで忘れよう!って歌ってて間違いなく明るい曲なのに、曲調と会場のノリが明るければ明るいほどこの曲の哀愁がどんどん浮き彫りになるような気がして、聴く度にまあまあおセンチに目を細めてしまうという事態に。

仕事も遊びもデキる あのイカした先輩(アイツ)の 
あぁ進める強いお酒に 気分も興ざめ
焦げてるお肉の行方 それだけが気になって 
ほら会話もロクに入れず また嫌われて

とはいえ歌い出し大好き芸人なので初めて聴いた時歌い出し三秒で好きだと思いました。会話もロクに入れずまた嫌われて、という一行がたまらん切なさを醸し出しています。なんか目に浮かびますよね。飲み会の光景が。なんとなくノリを合わせきれずにお肉を気にするこの主人公がすでに哀愁漂い過ぎててすごい。もう頭の中ではダメリーマンさやかクンが肩身狭そうに肉を見つめている。実際のさやかさんはコミュ力お化けって感じするけど……。

でもそんな主人公がバーンと男らしく「スマセン!ビールもういっちょ!今夜はいいのもういっちょ!忘れさせてね..」だから。わざとか知らないけどこの最後のピリオドが二つなのも妙な哀愁がある。忘れたそうな感じしてるわ自分ホンマに。つらいなあ。つらいよなあ。……というように妙に寄り添ってしまう、これがカンパイソングから哀愁ばかりを摂取してしまう敗因なのではないかと思います。

そんで「よるのじかん きっと楽しいことが待ち受けるのじゃないでしょうか」から始まるハッピーなサビ、「魔法とけてそっと眠りにつく やっぱ無理かまだまださ!」っていう。魔法……。魔法ねえ。魔法がとけないから無理なのか、そもそも魔法にかかってないのか。わたしはかかってない派でーすオッケーバブリー!

飲んで忘れよう!
夢を見させて
輝く星も 消えないで
 
飲んで忘れよう!
となりにいてよ
それは僕のワガママさ
恋しくて

わたしは何を隠そうこの「飲んで忘れよう」の部分がとっっにかく切なくて切なくて、夢を見させて輝く星も消えないで、に至っては懇願に聞こえます。いや懇願なんだと思うけど。切ない。ここまでちゃんと飲んでる(と思われる)主人公、となりにいてよ、と言いつつそれが僕のワガママだってことをちゃんと理解している、おいおいやっぱ魔法なんてないじゃん。夢なんか見れてないじゃん。悲Cじゃん、切なEじゃん、みたいな気持ちになってきちゃうんですねここらで。

でも飲んでる時くらい夢を見たい、見させてほしい、分かる、だから懇願なんだよなあとか思って。まあなにが言いたいのか自分でも分からないでこの記事を書いているのですが、すでに着地点の見えなさがすごい。でもまだまだ頑張ります。

次のサビでは「奇跡おきて君が現れる そんなこともあるはずさ」と歌った僕、そのサビを〆るフレーズが「ウコンも飲んできっとそれが最善策」なんですよ。その後に「なんだよね」と付け加えるんですよ。このなんだよね、はいつもここちゃんが歌うんですけど、その歌い方、言い方がもう絶妙に絶妙で。ため息交じりっていうか、諦め交じりっていうか。だってウコンを飲むのは最善策じゃないんだよ!それは最善策じゃなくて最終手段なんだよ!そんな飲み方なんも生みやしない、しないんだ!でも!それでも!飲んで忘れたいことが!そう!男には!あるんだよ!!!!!!!(女にだってあると思います)

飲んで忘れられることなんてないし、夜の街に掛けられる魔法もないんですよ。それでも飲んで忘れたい夜だってある、夢と希望が尽きて一夜限りのハリボテみたいな魔法が解けたら残るのは二日酔いくらいなもので、その朝の絶望ったらないよ。ないのにそれを繰り返してしまうんだよ、夜の街に夢を見て。飲んで忘れるということは、飲んで忘れたいことを増やすということでもあるんだ。そういう哲学なんだこの曲は!(絶対に違います)

ずっと悲しい曲だなあ、切ない曲だなあ、と思っていたのですが、イエハピ4thアニバーサリーライブに行った時になんとなく自分の中でこの曲がすんなり落ち着きました。ああ楽しい曲なんだな、と思いました。飲んで忘れよう、とアイドルが歌い、ヲタクはそれにノる、その空間があまりにピースフルだということに気付いたのです。嫌なこともある、悲しいこともある、忘れたいことがある。多分ここにいる人みんなある。そんな時に「飲んで忘れよう」と歌うアイドルを見て忘れられることがあるんじゃないかと。そうやって歌うアイドルにそんなヲタク達は「夢を見させて 楽しい時よ消えないで」と願うのだと。例えそれがライブの間だけのひとときの魔法だったとしても、そんな夢に溢れ希望に満ちる「よるのじかん」を求めて、色んな暮らしのあるこれだけの人達がこの時間この場所に集ったのだと。アニバーサリーライブで歌われるこの曲を聴きながら、アイドルとヲタクを見ながら、初めて「みんなが嬉しいときや悲しいとき、お酒を飲みながら聴くテーマソングになって欲しい、そしてわたしたちを近くに感じて欲しい、そんなハッピーな曲だ」というイエハピさんの気持ちを受け取ったのです。

あれからカンパイソングを聴いても目を細めることはないし二日酔いの絶望に想いを馳せることもありません。曲に出てくる「確かにあったそこにおいたはずなのになんでないaiai」の部分を聴くとさすがに頭がズキンと疼きますが、オッケー、問題ない、大丈夫だ。彼が失くしたものはなんだったのでしょう。

もっとガチ恋的観点からガシガシいこうと思っていたのですがシンプルに自分のお酒に対する憎しみが出てしまったような気がします。ここでもう一度言っておきますがわたしは別にお酒が好きなわけじゃありません。お酒を飲んでいる時の自分はそんなに嫌いじゃないですが、お酒好きと名乗っていいほど色々なお酒を飲むわけでもないから…猛者の皆様からすればビールや梅酒なんてチェイサーでしょ、へへ…。精進します(すな)

なにはともあれカンパイソング、イイキョクだ!ちなみに一番好きな歌詞は

なんかどうにかしてたくて 街に出たけど(あてもなく) 
BURN!と光るネオンこれは
ドキドキ 行くか? もう一歩。 
やめとく? 迷う あと一歩。 
夢を抱いて

新曲「カンパイソング」歌詞|Yes Happy!オフィシャルブログ「ハッピーちゃん!ねる」

ここ!ここを聴く度にわたしの脳裏に浮かぶのは大阪京橋。グランシャトーの辺り。わたしはあの辺りに対する憧れがとにかく強かった。とにかく夜の街に対する憧れが強いミーハーだったので。二十歳になった時はうわーやっとあの街を!誰に怒られることもなく!歩いて!飲んで!出来るのだ!と感動したものです。そういう意味ではやっぱりわたしも「よるのじかん」にちゃんと魔法かけられた人間なのかもしれません!夢と絶望の街、京橋!わたしは京橋が大好きです!!!……あれ?