影絵のように美しい物語だけ見てたいわ

久々に、めちゃくちゃ久々に、超×100久々に羽豆岬を聴いたわけです。聴かないようにしていたわけでもないけど、もうずいぶんと聴いてなかったのだな、とイントロを聴いた時に思いました。しぬ、なんて軽やかでさわやかで優しい音楽なんだ、そしてそこから続くゆったりしたユニゾン、目を閉じればここは南知多、なんてわけもなく年が明けたら大掃除するから!逆に!と言ったまま10月になった部屋の布団で歯の痛みに耐えているのが実情でございまして。

最後に羽豆岬に行ったのは当時好きだったお姉さん(アイドルのことです)が卒業するその直前くらいだったかしら。フォロワーさんが羽豆岬行ってくるねとその人に言ったらつるちゃんも連れてってあげて、というようなことを言われたと言って誘ってくれたのです。世界はいつだってやさしさに溢れていて、とりわけ彼女の周りは優しさに溢れていた。少なくともわたしが知っている彼女はとても優しい人だった。本当に最後の握手会で偶然前後になりちらっと喋った名前も知らないおじさんが「ここ一年は握手も変わってね、」と言っていたけど、私はその一年の間に好きになったクチだったので非常に、非常に複雑な気持ちになったこと未だに覚えています。他人に私とアイドルの思い出を邪魔されるのが苦手だな、ということをはっきり思うようになったのは思えばあの日からだったかもしれない。

ここ最近その頃のことを思い出すことが多くてですね。あんなこと言ったらこんなこと言ってくれたな、とか。そういえばあの時はこんな風に言ってくれたなとか。そう思い出が多かったわけではなかったですが、不意に思い出しては一番恋しくなる人なのかもしれないなあ(気持ち悪いですか、そうですか)。いつでも私はお姉さんを探しているんだなあ、と彼女を思い出す度に思います。シスコンかよ。シスターいないけど。いやいないから探すんだろうな。でも実際問題お姉ちゃんが居る生活はいらないんだよな。女兄弟は大変そうだ。やっぱりアイドルのねえねがいい。アイドルのねえねは壮絶な喧嘩吹っかけたりしてこないから。

なにが言いたいかというと今月の終わりの方に羽豆岬に行くことになっているというだけの話なんです。うれしいな、楽しみだな。最後に行った時からもう四年くらい経つのか。あれも11月くらいだった。懐かしいなあ。もう寒かった。今回は10月末だけど、寒いのかなあ。暑いのかなあ。SKEの事を考えないわけではないけど考えてるわけでもない生活の中で、どうしてもそれでもあそこだけは特別な場所だと思っていて、きっと羽豆岬に行く時の私は、羽豆岬に居る時の私はやっぱりサケカスになるんだろうなと思ってな。センチメンタルジャーニーなのだよ。どれだけ探してももう好きな人が居ない。どんなに耳を澄ませても好きな人の笑い声が聞こえない。ただそれだけのことなのだ。が。が。が。

今日はSKE48の8周年前夜祭で色々イベントが行われていたようで、気付けば記念Tシャツも発売されていたようで、一応四期のデザインをチェックする自分がいたようで。タイムラインで栄ネタが盛り上がってるとやっぱりついついつまみたくなっちゃう。どれだけ探してももう好きな人は居ないけど、どんなに耳を澄ませても好きな人の笑い声は聞こえてこないけど、それでもやっぱりどこか離れきれないグループである。愛着なのか執着なのかはよく分からないけど、なんだろうね、もうすっかり栄が心の故郷にでもなってしまったのかもしれないね。久しぶりに栄の街を歩きたいな、など思ってしまいました。

とどのつまりまだまだ夏の終わり病を引きずっている気がする今日この頃。明日は大阪にも台風の影響が出そうらしいです。私は今の恋に生きているので、台風が来ようが来まいが恵美須町へ行って好きな人(アイドルのことです)と会いたいな、と思っています。気付けば23歳もあと一ヶ月くらい、まだ16ちゃいのつもりなのにな。センチメンタルジャーニー。