24歳の私

子供の頃わたしはどういう大人になると予想していたのか、多分もうちょっとしっかりしている未来を思い描いていた気もするけどそういう不都合な記憶は闇に葬り去ってしまったようで、わたしは子供の頃のわたしのことをあまり思い出せない。

なんなら18歳の時のこともあまり思い出せないし、なんなら昨日の晩ご飯さえ思い出せない時がある。朝起きたら自分が誰か忘れてないか不安になる24歳の朝。布団から起き上がって45秒ほど考えて「そうか、昨日は恵美須町油そばを食べたんだ」と思い至った、そういう朝。

お年玉がもらえなくなり正月はただの節目となり、クリスマスプレゼントも特に貰わなくなりクリスマスはただの煌びやかな一日となり。誕生日も、ここ数年はこれといってなんら嬉しいこともなければ悲しいこともない、そういうただの一日になってしまったわけ。24歳。わたしにとって誕生日が意味をもったのは20歳が最後だったかもしれない。あの時ばかりは待ちわびた。わたしはハタチになりたかった。ここからはもう消化試合みたいなものだった。気付けば来年の誕生日でわたしは四捨五入すると30になってしまう。

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10/22 ミュージックJパーク presented by J:COM

ひらかたパーク。それはなんともいえないお味がある遊園地。幼稚園の遠足で行き、小学校の遠足で行き、なにかと馴染み深い遊園地なのであります。馴染み深すぎて一応USJに次ぐ入場者数を誇る遊園地であるだとか、現在営業している日本の遊園地の中で最も古い歴史を持つらしいだとか、そういうことにうっかり目がいかないほどなのであります。

そんなひらかたパーク略してひらぱーに最後に足を踏み入れたのはそうあれは12歳の夏ことじゃった───……当時ソフトボールをしていたわしはその仲間たちとプールへ行ったのじゃ……そもそもプールが嫌いなわしにとっては大変面倒くさいレクリエーションであり、早く帰りたい以外の感情はなかったのじゃが、人として最低限のお付き合いをせねばならん……という一心で水に浮かんでおったのじゃ………最初は楽しくみんなできゃっきゃしていたのに、なにがどうしたか……今となっては思い出せないくらいじゃが……いつの間にか女子たちの壮絶な喧嘩が始まっておったのじゃ……プールの中で、なぜか泣きながら喧嘩する女子たち……競技に対して真摯なのはいいことじゃ…じゃがここはひらぱーのプールの中……水に流すための排水溝なら死ぬほどあるじゃろうが……となりつつ、21世紀が生んだ事なかれ主義モンスターことわしはとりあえず場の空気に沿って泣いておいたのじゃった………ひらぱーを通りかかる度に(電車から見えます)この思い出を思い出すのじゃ……齢23、いつまで引きずるのかあの世紀末を……。

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ブログタイトルを変えました。

いつからパンダがにゃんと鳴くと錯覚していた?

というわけでブログ名を変えました。慢心、環境の違い。心境の変化。どれも言いたいだけ。思えば今まで色々ブログをやってきた気がするけどパンダは~のシリーズが一番長くやってるのだな、中身は変わったけど。更新もしぬほど減ってるけど。でもまあなんていうか、やっぱりこうしこしこしこしこブログを書くのが好きなんだよね。しこしこ。つるのの土俵入り。やないつねん。

ジュンジュンがハロショイベで「パンダだってにゃんて鳴きますから!」みたいなことを口走ったのがそもそものアレだったのですがよくもまあ6年間もそれに執着し続けているな、みたいなところは正直あります。あります。まあ鳴く、から鳴きますか、から鳴いてほしい。という推移、そして最終的には鳴かなかった。そう、パンダはにゃんと鳴かないのだ。鳴かなかったのだ。

夢から醒めて

夢から醒めて

  • 高橋愛
  • J-Pop
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes
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10/08 Juice=Juice LIVE MISSION220 ~Special Code→J=J Day~

大津駅に降り立ってまず思ったのは「ただいま」だったわけでございまして、大津駅からびわ湖方面へ歩き出した時の気持ちは「懐かしいな」だったわけでございまして。そんなアタクシ、大津駅を使うのは人生で二度目だったのでございます。なにがエモや、なにが懐かしいや。それでも懐かしいと感じさせる空気が、そう、大津駅前にそびえ立つアル・プラザの看板がその空気を醸し出していた。(閉店してるらしい)

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かけっことびっこげんきっこみんなあつまれ平和堂、なんて口ずさんでしまうのはここが滋賀だからである。山科駅から一瞬で大津駅に着いたので割とビックリした。ほとんど京都なのでは?と言ったら滋賀の人に殺されてしまうかもしれない、と思いわたしは鼻歌をやめて黙り込んだまま坂道をくだった。

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