３月。卒業シーズンでございます。私もそこそこにヲタク人生が長くなってきていますので、３月というのは多少情緒不安定になるシーズンなのであります。そんなこんなの季節に、先日、ふと海援隊の「贈る言葉」を耳にしまして。まあふと耳にしなくとも、海援隊はよく聴いてるんですけども。贈る言葉を聴く度に「これから始まる暮らしの中で だれかがあなたを愛するでしょう だけど私ほどあなたのことを 深く愛したヤツはいない」という歌詞に、ううう～ん！となります。いやどんだけ自信あるねん。よう言うたな！？
「遠ざかる影が人ごみに消えた、もう届かない贈る言葉」
果たして、届いていたことはあるのだろうか。一度は届いていたのだろうか。終わりまで聞いて、と言っているのに、もう届かない贈る言葉。私ほどあなたのことを深く愛したヤツはいない、とまで言い切れるのに、言い切ってしまうのに、胸に残るのは届かなかった言葉、贈れなかった言葉…………。
みんな！平成最後の春だよ！いつか「私ほどあなたのことを深く愛したヤツはいない」って、胸張って言えるように………立派にヲタクしようねっ！(そうじゃない)
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というわけでどういうわけで、平成最後の３月も私のセンチメンタルはジャーニーしていたわけであります。つぼみのままで夢見ていたい。影絵のように美しい物語だけ見てたいわ。つるの、まだ１６だから。３月ってどうにもこうにも調子を崩しがちです。まあアイドル業界にも色々と動きが出やすい時期だし、感情移入がちょっと病的なので全然知らないアイドルのアレコレをタイムラインで見ただけでちょっと泣いちゃったりすることあるし、そんな私なので、いやまあ年がら年中といえばそうなんだけど、３月というのはひときわアレなわけでございます。まあ色々あるんですよ３月って。まじで。ほんと。
そんなこんななので「つるの、ヲタク、やめる。にんげん。なる……」と白目むいたり泡を吹いたり、まあこれも年がら年中の通常運転ではありますが、そんな３月だったわけでございます。しかしそんな今日この頃、私は久々の東京遠征の予定を控えておりました。白目むいてる場合でも、泡吹いてる場合でもなかったわけです。
いやー、どこから話せばいいのかな。んー、皆さんには秘密にしていたんですが、今………好きな人がいます。背が小さくて、でもステージではすごく大きくて、あと顔がかわいい、すごい色々全部かわいい人なんですけど……あっ、そう、ステージっていうのはね、、実はその人、アイドルなんです！へへ。で、そのー、まあその……好きな人が、、、その、あの、へへ、ミスエミリさんっていう人なんですけど、あ～～言っちゃった！照り照り……いや、でね、その人が所属するthe mishmashというグループがですね、ツアーでね、東京に行くってもんだからもう、居てもたってもいられなくてね、えへへ、東京にね、いこっかな～～ってね、思っててね、、、えへへ、、、(急に知能が下がるヲタク)
わ！私の好きな人(アイドルのことです)めちゃめちゃ顔が良い！
まあそんな感じで東京行くぞと。ツアー東京公演はなんとびっくりみっちり２デイズ。しかしお金も無ければお金も無いので(とにかくお金が無い)、行くなら１日だけだなということで諸々の諸々を鑑みて、ツアー２日目、江戸に攻め込もうと決めたわけでございます。
わたくし、ヲタクをしていく上での信条として「夜行バスで行くくらいなら行かない」というのがありまして、何を隠そう心に負けないくらい肉体もナイーブでございまして夜行バスなどとは戦えないのです。そもそも、横になれないのは嫌だし、一晩携帯触れないのも無理だし、おしっこは漏れる。年々神経質に、そして心配性になっていく私と夜行バスはあまりに相容れない存在。分かり合えない存在。
しかし！！！それでも！！私は！！東京で！ミス！エミリ！(敬称！略！)に！会いたい！！！SPARK！SPEAKER！略して！スパスピ！が！見たい！(ツアー２日目のゲストでした)
そんな強い想いに駆られ、私は、己の信条と殴り合いの喧嘩をし、無事勝利をおさめ、震える手で夜行バスを予約したわけであります。難波発３列シート。前回夜行バスに乗ったのはもう１０年も前の話。ちなみにむかしむかしの推しメンがグループを卒業するというので横浜に行った時でした。もはや芋蔓式でその時のことまで思い出してセンチメンタルを加速させる３月、なにやってんだ、なにやってんだよ本当！！！(渾身)
もうしょうみ初めての夜行バスみたいなものです。不安なら沢山ありました。３列だから大丈夫トイレ付だから大丈夫、好きなアイドルもいつも頑張って夜行バスで東京に行ってるんだ負けるなヲタク………と自分に言い聞かせる日々。そんな日々を過ごしてついに明日夜行バスに乗るぞ！という夜、私は驚愕の事実を知ることになりました。バス乗り場などを確認する為に改めて予約内容を確認していたら、なんと、私が取っていたのは３列シートの最後列の４列シートだったことが！発覚したのです！え！うそ！まじで！？私って結構しっかりしてる方だと思ってたんですけど、え？！ここでそんなおとぼけビーバーかまします？！凹みました。すごくすごく凹みました。なんのための３列だよ、と悲しみました。
もう東京行きたくない、ともごもご言いながら布団に潜り込む私と、あわよくば東京に行ってほしくない母(ド心配性)の「じゃあ行かんでいいんちゃう」という攻防戦。行きたくない…もう絶対無理やもん……無理やもん………。死んだ目でそう呟く私の手に握られた濡れマスク、会計しているのはそうここ難波のコンビニ。そういうことです。そういうことなんです。正直まあまあ心が折れて死んでいたのですが、ヲタクなので、体が勝手に動くのです。なぜって、そこに、、その先に好きな人がいるからだよ！！！！！！！！！！！！
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夜行バスから降りて謎に深呼吸をして、都会の香りがする～↑↑と若干テンションが上がる自称都会生まれ都会育ち、現実は大阪の中途半端な街生まれの私。別にもういい……なんかもう自分が嫌い……バスもまともに手配できなくて……こんな私じゃ好きなアイドルに合せる顔もない…東京なんて……東京なんて……と枕を濡らしていた私など居なかったかのように、朝６時、皇居の周りをにこにこ歩きながら「これが噂の皇居ラン！走ってる人も多い！これが東京！これが…東京…？エミリちゃんに会える街！？そう！エミリちゃんに！会える街！私……私、エミリちゃんに！早く！会いたい！✨」と謎の方向に浮足立つ私。ミュージカルだったら歌い出してたし皇居ランしてた人みんな私のバックで踊ったと思う。ヲタクは病む時も、アガる時も、基本的に振り幅がすごい。ちなみにこのあと謎に迷子になってしまい、たどりついたマクドで一生パズルゲームをするという東京感のなさ。前回東京に来た時はバーガーキングでエミリちゃんに手紙書きました。全部大阪でもやってます。え～ん
新宿でフォロワーさんに拾ってもらおうと(勝手に)アテにしていたので、そこから地下鉄に乗り新宿へ移動したのですが、目に映る人間すべてが敵に見えてつらかったです。東京、冷たい街、こわい街、、、リュックを抱きしめながらロングシートの隅で小さくなる(自称)義理と人情の街こと、粉モン帝国から来た私。新宿では地下で迷子になって泣きました。泣きはしてないけどあと３秒で泣けました絶対。最終的に難波で買った麦茶を抱きしめながら「お前だけが味方だよ、母さんの言う通り東京なんか行くべきじゃなかったんだ、母さんは間違ってなかったんだ……」って泣いてるところをフォロワーさんに拾ってもらいました。そこからお馴染みの顔にどんどん合流することになり、すっかり安心して調子に乗った私は東京マジでいいとこじゃんウケる～！アルタじゃんウケる髪切った～～byタモリ～～！！ってなりました。
というわけで、やっとこさっとこライブの話になります。ごめんなほんまに。私も早く感想書きたいねん。まじでほんまに。でもなんか前置きめちゃめちゃ長なるねん……ほんま、ごめんな……。
東京は「２マンライブ！」ということで１日目は姫事絶対値、２日目はSPARK SPEAKERを迎えてのライブでした。で、私は２日目だけの参加だったのですが！もう私は私は私は！ミシュマとスパスピの２マンが見たくて！見たくて！ただそれだけで！泡を吹いても！バスを取り損ねても！東京こわい街でも！ここに！歌舞伎町に！かの有名な歌舞伎町に！！やって！！来たのです！！！！！会場である新宿FATEはなんでもスパスピさんにとってホームのような場所らしく、それも非常に魅力的な要素のひとつでありました。スパスピのホームで「Tell Me」を聴くんだ……。その強い想いだけで、私は、ここに………。まあ、Tell Meセットリスト入りしてなかったんですけどね。え！？！？！嘘？！！！？まじ！！？！？！ドドドドッヒャ～！！！
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しかしスパスピの１曲目が「WAY」だったので、正直それだけですべて報われた！と思いました。私がスパスピを好きになった曲がこの曲です。名古屋のサーキットイベントで初めて見ましたが、もう、この曲がズズズズーンと心のど真ん中を突き刺していったのです。例によって音楽のことは分からないので、主に歌詞が刺さったのですが。
「誰もが誰かのために生きてる 今あなたのために生きたい」
はい！！！！！はい！！！！！！はいすき～～～～～～～～！！！はいすきで～～す！すっきで～～～～す！！！！！！！！！ちなみに私はアイドルのために生きたいし、もっと言うならエミリちゃんのために生きたいっで～～～～～す！！！！！！
この日は満員御礼といった感じで、フロアもなかなかに密度が高く、そしてスパスピらしいすごい盛り上がりのライブでthe mishmashの出番前にそこそこ汗をかいてしまうという清々しい始まり。めちゃめちゃ良かった～。スパスピの歌はまじでいつ聴いてもキモチＥ！てなるのがすごいなーと思います。シンプルに歌が上手！
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そんなこんなの大盛り上がりからいよいよthe mishmashの出番なのであります！どこでライブを見るか悩みすぎた結果すごいなんともいえないところに構えてしまい、ステージはあんまり見えなかったのですが。人々の手の向こうから、頭の隙間から、ちらりと覗くアイドル、というシチュエーションは正直ばちぼこに好きなので、それはそれでテンション上がりの助でした～。いやー。いいんだよなあほんとそういうの。
ライブは40分、GOOD MUSIC始まりでした。最近多い気がします。正直ライブの感想、といっても楽しかった～～！みたいなシンプルオブシンプルなものしかないんですけど、しかしthe mishmashのライブを見た感想って、ああだこうだ言わなくとも「楽しかった！」が１００点なんだろうなーと思います。まあああだこうだ感想合戦したくなるのがヲタクという生き物の習性なのでそれはそれとしてああだこうだ言うのですけど(どないやねん)。ただ、そのシンプルな「楽しい」こそが根底なのかなーというか、大正解なのかなーって思うというか。全ての感想はそのあとに続くものなんだろうなあ。
私はthe mishmashの押しつけがましくないハッピーが好きです。いや別に誰が押しつけがましいというわけじゃなく。私はそこそこにシャイでそこそこにシャイなので(とにかくシャイ)、必要以上にあれやってこれやって！というライブはちょっと苦手だなあというのが正直なところで。だけど、the mishmashのライブは基本的に気負うものがなくて好きです。しなきゃいけないことのないライブ。なんというか、ちょっとやんちゃな人も、静かな人も、真ん中の人も、等しく許されている感じが非常に心地良いのですなあ。楽しいぞ！というのを体中で表現するのが苦手であっても、表情で表現するのが苦手であっても、それでも楽しければ良いのだ！と思います。私の中に確かな楽しいがあれば良いのだ！と思います。あの人達はそう思わせてくれます。そしてそう思うと、自然とにやついたりしてしまうのです。思い思いのフロアの中、そんな感じで毎度しっぽりやっております。ぶっちゃけ幸せです。(照りっ)
この日も私なりにハッピーを感じ、私なりにエンジョイを果たして、そうして私のツアー東京公演は１日で終了したのでありました。ＭＣかなんかで、アルバムの在庫が若干品薄だ、というようなことを言ってて、すごいなーと思いました。こなみかん。翌日月曜日も東京でライブがあったのですが、そこまでには補充されると思うので明日も買えるので安心してくださーい！とちゃっかり明日も来てねって感じの空気に仕上げててえらい！と思いました。ちなみに私は翌朝のバスで大阪に帰りました。(おい)
来て良かったなあ、と思わせてくれるアイドルが好きで、好きで良かったなあと思わせてくれるアイドルが好きで、だから私はthe mishmashがとても好きで、エミリちゃんのことがとてもとてもとても好きです。これからも純度１００％の「楽しい」を提供してくれるであろうthe mishmashを好きでいたいな～などと考えながらの帰路でした。
次のツアーは３月３１日、今週末日曜日！神戸varit.！ガチ恋ソング審議委員会大注目の存在、匿名ミラージュとの２マンライブです！楽しみすぎるぞこんにゃろめ！ツアーが発表された時は随分先なように感じていたけど、もうこんなところまで来ちゃってるんだなー。今日労働から帰ったら、福岡遠征の切符が届いてました。早い！早すぎる！ひっくり返る～！まあ、楽しみが多いというのはいいことです。the mishmash好きになってからなんだかんだずっと楽しみが多くて、ありがたいことです。
そんな感じ！去年の今頃はまだthe mishmashが私の生活にいなかったんだなーと思うとなんだか不思議な気持ちです。もうめちゃくちゃ前から私の世界に居る気がする、というほどに馴染んじゃってる４人組。１年なんてあっという間だなー。光陰矢の如し時は金なり、アイドルは色んなことを教えてくれますね。(無理やり感)
ちなみに４月１６日には難波meleという会場でthe mishmashの一周年記念的なファーストなアニバーサリーのスペシャルなライブがあるそうなので、お近くの方は是非に是非に、といった感じでございます。もちろん３月３１日神戸、４月１９日福岡とまだまだツアーも続くのでお近くの方は是非になのだよ！！平成ラストスパート、the mishmashに捧げちゃおうぜ！の巻！なのだよ！まあたぶん新元号もばりばりにthe mishmashに捧げちゃうんだけどナ………、というわけでみんな！平成最後の春だよ！いつか「私ほどあなたのことを深く愛したヤツはいない」って、胸張って言えるように………立派にヲタクしようねっ！
(冒頭に戻る)(完)
